メールマガジン「異文化交差点」サンプル update 2021.3.1

にほんごNPOニューズレター『異文化交差点』No.208

◆◇◆◇◆◇◆◇<異 文 化 ╋ 交 差 点>◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

<<ulutural rossroads>>            No. 208 20213月号

    Published by  特定非営利活動法人 浜松日本語・日本文化研究会

                   http://nihongonpo.hannnari.com/

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☆先日ブラジル人のお客様と初めて、スマホ翻訳会話を経験しました。同時翻

訳会話ができるようになるのも間近と感じます。

 

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◇日本語クラスの日程は下記ページをご参照ください。

 http://nihongonpo.hannnari.com/school2018.html

 

━ も く じ ━

 ●にほんごNPOだより……………………………今月は特にありません

  ○思い出BOX(第49回)………………………………田野聖一

   ●にほんごNPO諸事雑感………………………………加藤庸子

    ○(一息)まっちゃかふぇ………………………………杉本英雄

     △編集メモ

 

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■□■にほんごNPOだより■□■

 

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■□■思い出BOX■□■(第49回)……………………………………田野聖一

 

◆おれいや

 

市役所の日本語教室で写真を見せた。

「ここはどこでしょう。」

「居酒屋です。」

なぜか中1男子の中国人が真っ先に答える。テレビによく出てくるという。

 

ペルー人のリリアナさんは、だんなさんや友人夫婦と、しょっ中行っている

らしい。3000円の飲み放題をよく頼むそうだ。

つまみは、あたり目がいいと、妙に詳しい。

 

インドネシア人の実習生は、お酒を飲まない。

「でも、行ったことはありますよ。」

インドネシアの友人5人で行った。みんなムスリムだ。

若い男5人で入り、ビールもお酒も頼まない。店の人も面食らったろう。

 

インドネシア人は問う。

「先生、食堂と居酒屋と何が違いますか。」

 

飲まないなら食堂の方が安い。

 

日本の飲食店と自国のそれの違いを話してもらった。

「おしぼり」や「お冷や」、「お代わり」などの言葉も紹介する。

おしぼりは出ないが、ティッシュがテーブルの上に置いてあるそうだ。

 

ペルーでは冷蔵庫に入れてあるコーラと常温のコーラは値段が違うという。

冷たい方が少し高い。

 

「食堂やレストランでもそうなの。」

「いいえ、小さい店だけです。」

おもしろい話だがテーマからずれている。

 

「先生、質問があります。」

「はい、何ですか。」

「おれいやは、寒い水ですか。」

 

二重で間違える学習者もいる。

 

 

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●○●にほんごNPO諸事雑感●○………………………………………加藤庸子

 

◆学ぶことは楽しい!

 

2月中旬のある日、庭師の方が二人、寒肥を施しに我が家に来てくれた。

「僕、まだ、勉強中なんです。」

と、若い庭師が言った。

 

「勉強したことが、すぐに仕事が生きるし、勉強が本当に楽しくて…。」

と言って、ニコッと笑った。希望に満ちあふれた、いい笑顔だった。

 

「今、考えると、中学の時の勉強って、仕事に関する基本的なことが、

いっぱい詰まっているんですよね。もっと勉強しておけばよかったなあ。」

 

外国人の子どもたちにとって、母語ではない言葉での学習は、かなり苦痛だろ

う。低年齢で異言語環境に移動した子は、学習言語が理解できず、学習を諦め

てしまう子もいる。

 

子どもたちには、できるだけ早いうちに学ぶことの面白さに気がついてもらい

たいと思う。庭師の方のお話を聞きながら、なかなか勉強に心が向かない子ど

もたちの顔が浮かんだ。

 

 

◆コマ

 

プレスクールで、保護者の皆さんに折り紙のコマの作り方を教える機会を持っ

た。家庭での遊びのあり方を考えてみて欲しいとの思いからだ。

 

折り紙でのコマ作りは、年末のわいわいパーティーでも、特に人気がある。

3枚の折り紙を組み合わせて作るため、出来上がったコマはそれぞれが個性的

で、とても美しい。回すと色が変化して、感動的だ。達成感が味わえる瞬間で

もある。

 

折り紙のサイズや紙の質により、回り方も異なる。いろいろな紙で試してみる

のも面白いだろう。

 

「ようい、どん!」

ほかの人と、どちらが長く回るか競い合うこともできる。

 

6歳児には、まだ、このコマを作るのは難しい。家の人に作ってもらったコマ

を使って遊ぶ中で、いろいろな経験をして欲しい。

 

コマで遊ぶことにより、自然発生的に言葉が生まれる。一人より二人、二人よ

り三人の方が、より多くの言葉が飛び交うだろう。言葉の面だけでなく、手先

の器用さや社会性の発達も見込める。

 

指導者は、遊びの中で育つ様々な力を意識して指導に当たって欲しいと思う。

 

<機能面からみた言葉>

・依頼:「赤いコマ作って」「そのコマ貸して」

・勧誘:「一緒に作ろう」「競争しない?」

・希望:「私も作りたい」「青いコマが欲しいなあ」

・質問:「どうやって作るの?」「これでいい?」

・比較:「こっちの方がよく回る」「この中でこれが一番好き」

 

<文法的側面>

・格助詞:「折り紙でコマを作る」「コマが回る」「右に回す」

・他動詞/自動詞:「回す/回る」「(折り線を)つける/つく」

・可能形:「折れる」「できる」「作れる」「回せる」

・アスペクト(進行中の動きや完了など):「回っている」「止まっている」

 

以上の他、「止まっちゃった」「落ちちゃった」など、残念な気持ちを表す言

い方、「カーペットの上で回すと、うまく回らない」などの条件表現など、コ

マ遊びの中で発せられるであろう言葉は、まだまだたくさんあるはずだ。

 

皆さんも、是非、考察してみてくださいね。

 

 

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□■□まっちゃかふぇ〜ほっとひといき゜゜゜…………………………杉本英雄

 

○スマホをお持ちのみなさんは、一日に何回スマホを使いますか?

 

○数えることができないくらい頻繁に利用している方、それはスマホ依存症で

す。

 

○──それは冗談ですが、今話題の本『スマホ脳』を読むと、そんな懸念が湧

き上がってきます。

 

○人類の脳はいまだ原始の狩猟採集時代のままで、スマホのような最新のテク

ノロジーには適応していない、だから様々な障害が起きている、というのです。

 

○別な著者の本『ホモ・サピエンス異変』でも似たようなことを述べています。

 

○『スマホ脳』を読むと、スマホはギャンプルと同じで、どんなに負けが込ん

でいても「次は必ず勝つ!」とやめられなくなる依存症と同じなのだとおもえ

てきます。

 

○自分は日に数回程度しか触りませんが、日々、スマホを片手に持って画面か

ら目を離さず歩いている老若男女のあまりの多さに慄然とするものです。

 

●スマホ脳

 アンデシュ・ハンセン著 新潮新書(2020/11/181,078

 

●サピエンス異変――新たな時代「人新世」の衝撃

 ヴァイバー・クリガン=リード著 飛鳥新社 (2018/12/20) 1,987

 

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《編者メモ》職場には毎日子どもたちがたくさん訪れます。かれらが駆けてい

く姿を見るたびに、私達には手が届かないだろう“未来”に向かって走り出し

ていっているようにおもえるのです。

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