2011/12/21
交流の輪が広がった
“わいわいパーティ―2011”
NPO法人 浜松日本語日本文化研究会(にほんごNPO)
わいわいパーティー企画委員会
  暮れも押し迫った12月18日(日)、ザザシティ中央館5階パレットにおいて、にほんごNPO主催、ボランティア支援ネットワークパレット後援による、わいわいパーティーが開かれました。
パーティーは、会場を訪れた日本語学習者の皆さんが、準備の段階から「何かしますか?」とスタッフに声をかけてくれ、会場の飾りつけや料理の運搬などを積極的に手伝って下さいました。

◆開会
 パレット理事長の野尻さまによる開会のあいさつを受け、参加者の国の紹介やゲームが始まりました。参加した学習者の皆さんの国は、フィリピン、インドネシア、インド、ヴェトナム、タイ、アメリカ、ブラジル、ペルー、中国の9か国。それぞれの国の言葉で「おはようございます」を紹介しあい、お互いにそれを真似しあったりして、笑いが広がっていきました。

◆ゲーム〜仲間作り〜ジグソーパズル
 次にゲーム。曲に合わせて歩いたり止まったりして、指示された人数の友だちを作るゲームでは、そばにいる人の手を引っ張って自分のグループに加わってもらったり、賑やかな声を響かせながら、友だちの輪が作られていきました。今度は、できあがったそのグループで新聞ジグソーに挑戦。グループのメンバーは、国際色豊かで日本語の習得もまだほとんど話せない人から、会話はほぼ大丈夫の人まで色々でしたが、協力し合ってコミュニケーションを図りながら、自分たちで破った新聞を元の形に仕上げていきました。出来上がった時には「デキタ!」の歓声があちこちから上がっていました。

◆食事
 そして、お待ちかねの立食パーティー。主催者で用意した料理の他に、学習者の方からの差し入れの餃子やタイ料理、フィリピン料理が並び、皆さん美味しそうに味わっていました。料理を作ってきたフィリピンの方が隣にいたペルーの人に「食べてみてください。おいしいですよ。」と勧めるなど、あちこちで交流の場が広がっていました。加藤NPO代表は、その光景を見ながら、“遠い遠い国の人たちが、この日本の浜松に来て、日本語を共通語として声をかけ合い、談笑しあっている!”と胸にジーンときたそうです。にほんごNPO設立10年の歴史を思い起こしながら。

◆タイ洪水被害募金
 また、会場では、タイの洪水被害に対する募金の訴えがタイの方から(その方の家も被災)あり、協力する姿もありました。(募金を訴えた学習者の方は年末に帰省し、タイの皆さんに直接、募金を届けたいとのことでした)

◆バザー
 バザーも盛況でした。日用品が安く値付けされ、皆さんはショッピングを楽しんでいました。売り場を担当したスタッフと買い物客が品物について質問したり教えたりして、会話も弾んでいました。

◆ダンス
 美味しくて珍しい料理に満足したところで、インドネシアの学習者の方による“バリダンス”。民族衣装で正装した姿と素晴らしい踊りにみんなの視線は集中し、デジカメのシャッターを押す人の姿もあちこちでみられました。
プログラムの最後は日本の盆踊り“炭坑節”。初めは尻込みしていた人も見よう見まねで手足を動かし、踊りの輪に加わり、照れながらも楽しそうでした。

◆おわりに
 100近い人が参加した「わいわいパーティー2011」。後援してくださったボランティア支援ネットワークパレットさまをはじめ、多くの方が盛り上げ協力してくださって、ほんとうに楽しいものになりました。
ありがとうございました。
今年は東北の大震災をはじめ、世界でもいろいろ大変なことがあった年ですが、来年はいい年になるよう、みんなで「よいお年を!」と声かけ合いながら集合写真に収まり、閉会となりました。
なお、バザーの収益の一部を東北大震災に寄付することが、反省会において決まりましたことを、この場でご報告させていただきます。

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