にほんごNPOのホームページへようこそ
Welcome to NIHONGO NPO's Home Page

“にほんごNPO”は、「特定非営利活動法人浜松日本語・日本文化研究会」の略称です。


ごあいさつ
団体紹介
入会案内
リンク

お知らせ
ニューズレター
日本語教室
2012.2.2016.8.11
2016.8.1

2016.8.1

2016.8.1
ニューズレター2016年8月号を発行しました。

2016.8.1
教室案内8月9月を発行しました。


☆はままつ夢基金への寄付のお願い…詳しくはこちらをご覧ください。

 

加藤代表のコラム 2015.7.1

【Nothing is impossible!】

 ある中学で支援している指導者からの報告書に度々登場するS君の言葉だ。自ら望んで母の元に来たとはいえ、日本語というこれまでほとんど耳にしたことのない言葉で中学校生活を送らなければならない自分を励ます言葉でもあるのだろう。

 この言葉を目にするたび、けなげに頑張るS君の顔が目に浮かぶ。そして煩雑な諸々の仕事を投げ出したくなっている気持ちに喝が入る。

 編入当初のS君の日本語力は、ひらがなの読み書きといくつかの単語、簡単なフレーズのみだった。それが6か月後の学年末テストでは、問題文のルビ振りやリライト、英訳などの支援をしたそうだが、5教科合計で135点を取るまでに成長したという報告があった。S君の頑張りもさることながら、支援者の
支えがあったからこそだと強く思う。

 S君は母国のプライベートスクールで基礎的な教育を受け、母語のタガログ語の他に、英語の読み書きも得意だ。支援者は元中学の英語教師。数学支援には悲鳴を上げているが、数学の基礎問題集の英訳には、ほかの支援者からも称賛の声が上がる。さらに、理科も苦手だと言うが、教科書の要約と英訳の冊子は見事だ。これは、S君のやる気に火をつけたに違いない。「指導者が渡した冊子を何度も繰り返したそうで、火成岩の種類・特徴をすべて覚えてきて」いたという。それにしても「凄まじいまでの努力」だ。

 理科は事前手立てとして、「1と8を除いて問題文日本語リライトと、文章題の一部に英訳」を施したそうだが、支援者の教科担任との連携にも拍手を拍手を送りたい。

 慣れない日本で懸命に頑張るS君の存在はクラスメイトにも大きな刺激をもたらしているに違いない。S君一人への支援が一人だけにとどまらず、学級全体へも波及効果を及ぼしている!費用対効果がこれほど大きい事業が、果たして他にあるだろうか。

(2015/3/1 Newsletter)


◆ほっとひといき【まっちゃかふぇセレクト】 2015.2.1

 毎月一回発行されるニューズレターの編集長による迷物コラム「まっちゃかふぇ」のバックナンバーから厳選した記事を掲載いたします。


【すぴりちゅあるな国ニッポン】

 近頃「スピリチュアル」ということばが流行ってますね。日本語では「霊性」と訳されますが、今ひとつわかりにくいかと思います。世界保健機構(WHO)憲章の健康の定義は「肉体(Physical)」と「精神(Mental)」を対象にしてきましたが、 そこに「Spiritual」という概念が新たに導入されて改正されるという話が以前ありました。 日本の医学界では「Spiritual」に相当する訳も概念も持たなかったため論議を呼びましたが、最終的には改正に至らなかったようです。しいていえば「魂」に相当するという話でしたが、じゃあ「魂の健康」とは何なのか、ということになります。ただ代替医療の進展と普及で、西洋医学と東洋起源の代替医療(漢方薬や民間療法も含まれます)を総合した医療へと向かい始めていて、特に米国でこの動きが活発です。近い将来、「魂の健康」が具体的になるんじゃないかと思います。

 さて巷でいうところの「スピリチュアル」とは、英国発祥の「心霊主義」の考え方をベースにして霊的なことをとらえたものを指しているようです。ご存知のように江原啓之氏が火付け役ですが、じつはずっと前から日本に伝わっていたものです。しかし本来「スピリチュアル」ということばは、「スピリット(魂、精)」から来ているもので、人間が精魂込めて何かをすると、その有様をよくこういったことばで表現することが多いですね。しかし今流行っている「スピリチュアル」は、英国で行われてきた心霊研究を元にした、いわば「舶来品」の概念のようです。ちなみに英国は心霊研究では最先端をいっていて、「名探偵ホームズ」の作者であるコナン・ドイル氏が研究者の一人であったことが有名です。霊媒を使っての実験から得られた考察や事象を体系化したものを「スピリチュアリズム」という学問として(心霊科学)確立しているようです。

 ところが日本ではこういったことに対してアレルギーがあり、アカデミズムの分野ではまったく否定されています(ただし最近は少し変わってきました)。欧米では、テレビでやっているように実際に犯罪捜査に霊能者が利用されていますが、日本ではまずありえないでしょうね。しかしよくよく考えてみると不思議な気がします。というのも、日本ほど“スピリチュアル”な国はないのではないかと思うからです。

 日本の風習やしきたりのどれをとっても、そこには「神々」が息づいています。日本人は生まれてから死ぬまで、日本の神々のお世話にならない人はいません。また日本ではなんでも神様になります。便所や糞尿まで神様になっている国は他にないでしょう。正に日本人は神様の中で生きているといっていいはずです。『日本の神々と仏 信仰の起源と系譜をたどる宗教民俗学』を一読すれば、それを実感できるかと思います。同書では、お稲荷さんや権現様など、日常的に出会うさまざまな「神々」と「仏様」についての由来を説明しています。外国由来の仏様や神様が、まるでもう昔から日本にいたような顔をして庶民の生活に溶け込んでいるのがよくわかっておもしろいです。世界の宗教は互いの神様を相容れずに戦争まで引き起こしていますが、日本に来るとみんな仲良く“日本の神様”になってしまうのです。たとえば、お地蔵さんは古代インドのバラモン教の神様です。大黒様はインドの神様ですし、七福神などは多国籍の神様仏様のチームなのです。弁天様はインドの大河の女神、お不動様はヒンズー教のシバ神、金毘羅様はガンジス河に住むワニの神様…とまあこんな調子で、日本人の起源がじつは多国籍だったように、日本の神様もどうやら世界中からやってきたもののようです。こんなおおらかな国はないでしょう。

 結局、いまさらスピリチュアルと強調しなくても、日本人自身が非常にスピリチュアルな人種ではないかと思うのです。何かあれば「おかげさまで」といえる日本人は、いつでも「お天道様」が見ていると思って態度を改めようと努力しています。先祖が子孫を見守り、自然は神々が司っているからと感謝を込め
てお祭りをする。針を供養し、食べ物となった動物たちを供養する、石ころにでさえ魂が宿ると考える国ニッポン。なのに、荒々しい自然の異変が続くのは、自分たちの都合ばかり考えて、自然に対する畏敬の念や感謝を忘れてしまっていることに対する警告ととらえたほうがよいのではないでしょうか。日本人に
とっての最高の防災システムとは、自然への感謝と畏敬を持つことではないか、そんなことをふと考えるのはやはり日本人だからかなあ、と思うきょうこの頃です。

『日本の神々と仏 信仰の起源と系譜をたどる宗教民俗学』
岩井宏實監修・青春新書(青春出版社)

(初出2007/8/1)news59


■貴方の身近に外国人が住んでいる。
 
日本はその経済発展と共に多くの外国人を受け入れてきました。
 日本全体では200万人以上(※1)の外国人が、
 浜松市には人口の4%、3万人以上の外国人が生活し(※2)、
 仕事をしています。
 地域によってはもう既に10%を越えているところもあります。


■外国人には日本語が必要です。
  
浜松市に住んで、仕事をしている外国人の大部分は日本語に
  不自由しています。そのため地域での日本人との交流や、
  仕事をして行く上で、大変に不便を感じています。
  もっと日本語を学び、日本社会に溶け込もうと思っている
  外国人が大勢います。
  そんな彼らの思いを少しでも支援したく私達にほんごNPOは、
  日本語教室を開催しています。
  また彼らの子ども達も学校の勉強で大変苦労しています。
  彼らの将来のため、また私達浜松市民のためにも、
  にほんごNPOは子ども達の勉強を支援していくボランティア活動を
  強力に推進しています。


■多文化共生に向けて。
  
日本は勿論、浜松市も例外でなく、これからますます外国人が
  増加していくでしょう。
  そんな環境下では、日本人も外国人も相互に理解し合い、
  その上に立った共生が絶対に必要です。
  にほんごNPOは浜松での多文化共生に向けて
  これからも全力で取り組みます。

※1 平成20年末(2009年末)現在で2,217,426人
   (法務省入国管理局発表資料による)
※2 浜松市外国人登録人口(浜松市統計調査による)


特定非営利活動法人
浜松日本語・日本文化研究会
代表 加藤 庸子
〒430−0910 浜松市中区曳馬3−19−10
TEL/FAX 053−463−4022
MOBILE 090−1823−6363

お問い合わせ先メール